「手作り楽器と楽しい音楽会」
2月に行われる楽しい音楽会に向けて、大好きな歌をうたったり、手拍子や楽器を使ってリズム打ちの練習をしています。この楽しい音楽会で使う楽器は手作りで、子ども達が「楽器を演奏することが楽しい!」「もっと楽器に触れたい!」と楽しくなるように工夫しながら作っています。
そんな手作り楽器や楽器の作り方、日々の子ども達の取り組みの様子をご紹介します。
≪マラカス≫
【作り方】
上の丸い部分はカプセルトイのカプセル、持ち手は縄跳びを使用しています。
中には小豆や金時豆、花豆など、大小様々な大きさの豆を入れると音が良く出ます。 持ち手の縄跳びにはビニールテープを巻き、カラフルにしました。
≪シンバル≫
【作り方】
これは6個入りのチーズの箱を使っています。
叩く部分には折り紙で作った星を貼り、裏面は子ども達が
指を入れて持ちやすくするために、
穴をあけ紐を通しています。
そして中には大小の鈴をいくつか入れ、叩くと素敵な音が
鳴ります。
≪ギロ≫
【作り方】
コーヒーのペットボトルを使ってギロを作りました。
ペットボトルの形に合わせてラピーというキラキラしたテープを貼り、
上には星などのシールも貼っています。
楽器全体がキラキラしていることで、子ども達も興味津々です。
ペットボトルの形がボコボコとしている為、スティックを滑らせると よく音がなります。
このような手作り楽器とその他にタンバリンやカスタネットを使って、楽しい音楽会の取り組みを行っています。
子どもの家それぞれの様子もご紹介します。
【大橋子どもの家】
頭や肩、足などを使いボディパーカッションをしながら音を出すことを楽しんだり
子どもたちが好きなくだものや食べものの名前を言いながら手を叩いてリズム打ちをしています。
また自分たちで好きな楽器を選び、自由に音を鳴らしてみると、驚いたりしながら音が鳴ることを楽しんでいました。
0歳児も楽器を手にすると保育者の歌に合わせ、身体を揺らして楽器を振ったり音を鳴らしたりして楽しみました。
【えんぜる子どもの家】
楽しい音楽会にむけて、手作り楽器などを見せると、「なにそれ~」「やりたい!!」と目をキラキラさせて
興味を示していました。
マラカスや鈴・ペットボトルで作ったギロやタンバリン・カスタネット・シンバルなど様々な楽器を使いました。
まず子ども達に1つ1つの楽器がどんな音がするのか、音色を聞いたり、職員がみんなで合奏した曲を録音し子ども達に聞かせると、「すごーい!!」「私タンバリンがいい!」「これがいい~」など楽器選びもすごく盛り上がりました。
0歳児の子ども達も手遊びをしたり、初めての楽器に「なんだこれ?」という表情でしたが手に持ち、動かすことで音が出ることが分かると、両手で「フリフリ」楽しんでいます。
1、2歳児の子ども達には歌の歌詞を知らせ、子ども達がイメージできるようにお話ししたり、みんなでリズムに合わせて手をたたいたりとにかく子ども達が楽しく取り組めるようにしています。
【和田子どもの家】
初めて見る楽器に、「どんな音がするの?」と興味津々の子ども達で、音が鳴った時は「わー、すごーい!やってみる!」と満面の笑みを見せてくれました。最初は一人ひとりすべての楽器を手にして、思い思いに鳴らしていました。
満足するまで楽器を鳴らしたら、音楽会の取り組みとして最初は一人ひとり「トマト」や「モモ」など、食べ物の文字に合わせて一文字ずつ手をたたく、それに慣れてきたらみんなでリズムに合わせて手拍子をする、そして楽器を持って演奏する、と少しずつリズムに合わせられるようになってきています。
今は徐々に歌をうたいながら、楽器を演奏することができるようになってきました。
0歳児は、初めてマラカスを見た瞬間「わーーー!!」と、驚きと興味が一瞬で伝わるほどの反応を見せてくれました。
マラカスを出すといつでも喜んでくれ、すぐに両手に持ち「かわいいかくれんぼ」の歌がなると、一生懸命にマラカスを振ってくれています。
子ども達が楽器に今まで以上に興味を持ち、「音を鳴らすことは面白い」「皆で演奏できることが嬉しい」と思えるように、
そして楽しい音楽会も楽しめるように、取り組み内容を工夫し子ども達と一緒になって楽しみながら、元気に取り組んでいきたいと思います。